畳の張替え(表替え)
芯となる畳床はそのままに「張替え(表替え)」
張替えとは、畳の表に張ってある畳表を張り替えることです。
芯となっている畳床はそのまま使い、表のゴザの部分を新しくするので、
全部買い替えるより安く済みます。
畳の角にプラスチックが入りますので、合わさっている目が真っ直ぐになります。
また、使用している畳床ですから、どうしても隙間と凸凹が出てきてしまいますが、
畳の張替えをすることによって、なくなるように努力しております。
※長年使っていると畳床の表面が痛み、凹みなどが生じてきますので、
そんな時は買い替えが必要になります。
迷われた時はお気軽にご相談ください。
お問合せから設置までの流れ(張替え編)
畳表を張り替える時の、お問合せから設置まで流れをご紹介します。
- お客様からお問合せを受けます。
- 見積りの日にちと時間を決めます。(お名前・住所・電話番号をお聞きします)
- お客様のお宅へ伺い、畳を張替える部屋を見せていただきます。
- お部屋の家具や荷物を見せていただきます。
- 本棚など、重すぎて動かせない場合があるので、中の物を出す場合があります。
- ※ピアノは別途2,000円(税別)いただきます。
- ベッドは大きいので分解することもあります。(隣の部屋へ移動させることもできます)
- お客様にご説明しながら、畳表の現物品を見て選んでいただきます。
この時に、見積りの金額も出します。 - お客様にご納得いただければ、施工の日にちを決めます。(前金・内金は必要ございません)
- 施工の当日、朝8時に畳を引き上げて掃除して店に持ち帰ります。
夕方4~5時頃、張替えた畳を納めて掃除して帰ります。- 上記以外の時間をご希望される場合は、ご相談ください。
- 畳をお預かりすることもできます。
家具の移動もお任せください。
畳をあげた後の床、設置した後も掃除いたします。
見積りで見ることは?
- 部屋を見せていただき、家具や荷物の大きさ、ピアノなどの有無を確認します。
※ピアノは別途2,000円(税別)いただきます。 - 畳の上を歩いて、状態を確認します。
(家具が揺れると、シロアリのせいで床板が駄目になっている場合があります) - 家を建てたハウスメーカー名が分かると、畳の作り方が分かるので、
教えていただくと大変参考になります。
張替えの価格例(1畳あたり)
- 国産表
広島県の備後地域で作られる
「備後表」は、昔から高級畳表として
有名です。
この地域で作られるイ草は、
弾力性と光沢があり、
高級とされています。
熊本産のイ草も、高品質で
大変人気があります。
ぜひ、現物をご覧になって、国産イ草の
感触と良さをお確かめください。
※1番草は特別注文になります。名称 産地 価格(1畳縁代込) その他 のぞみ 広島産:備後表 11,000円(税別) 2番草 生産者:上田達也 匠 広島産:備後表 10,000円(税別) 3番草 生産者:上田達也 ひのさやか 熊本産 9,000円(税別) 4番草 国産 糸引き 熊本産 JAS 1等 8,000円(税別) 5番草 - 中国産表
比較的、低価格で畳表を買えるのが魅力ですが、質や強度の面からすると、
どうしても国産には及ばないという点もあります。
社宅など、畳替えの頻度が高い賃貸物件を管理されている方に人気があります。
名称 産地 価格(1畳縁代込) その他 中国産 麻綿W 中国産 四川 7,000円(税別) 11×14 中国産 麻 中国産 6,000円(税別) 8×11 中国産 糸引き 中国産 4,800円(税別) 2×2
畳用語解説
【1~5番草】
イ草は収穫後、長い1番~短い5番に仕分けられます。
イ草は、長い方が、弾力も色合いも良い真ん中の部分が多く使えるので、
長い1番や2番は、高級な畳表が作られるのです。
根本や先は色や太さ、弾力が悪いため、
その部分を使わなくてはならない短いイ草は、下級品になってしまいます。
※1番草は特別注文になります。
【麻綿W】
畳表を綿と麻の、2本の経糸で織られています。
綿より麻は強いので、一緒に使うことにより、
イ草を織る密度を上げて、高品質な畳表を作ることができます。
【麻】
麻の経糸で畳表を織っています。
綿を使っている糸引きに比べ、耐久性が良いです。
【糸引き】
畳表の経糸を、綿の糸で織っています。
伸び縮みがするため、たくさんのイ草を織り込めないので、
畳の持ちも、麻などに比べて低くなります。
【11×14】【8×11】【2×2】
中国産の畳表の表現で用いられます。
それぞれの数字は、織って切り落とすイ草のヒゲを表しています。
長ければ長いほど、多くのヒゲを切り落とす、
つまり、長いイ草を使って中心部分を使っているということです。
中心部分を使えば使うほど、耐久性も、弾力もある上質な畳表になります。